こんにちは。カラリストスクール・ワムI.C.I 田口です。
「セラピスト」とひとくくりにされちゃいますが、本当にいろんな方がおられます。
心理カウンセリングを勉強中に「グロリアと3人のセラピスト」という映像を見たり、逐語記録を読んだりした方もいるでしょう。
セラピスト本人のパーソナリティーが、セラピー手法におおいに影響していることがわかります。
セラピーの手法やカウンセリングの方法は、いろいろある訳ですから、自分が学んでみて「ちょっと自分とは合わないかな?」と思うものに深入りする必要はないんです。
私は、セラピスト自身が楽にいられる手法でないと続かないし、セラピーが深まっていかないと思っています。
ですから、どなたにも自分に合った手法を見つけてほしいと思います。
で、今日のタイトルですが…。
これはね~。
ある意味、諸刃の剣という感じもするんですけどね。
セラピーとか、こころの問題を扱っていると、相手に乗り移られちゃうとか、相手の何か悪い気のようなものをもらっちゃうみたいなことを言う方が結構います。
これには対処法があるので、最終的には「乗り移られちゃう」ことはないのですが、でも、それに似た体験をしたり、セラピーが終わっても相談者の感情をいつまでも引きずってしまうということは、しばしば起こります。
ただ、このこと自体は、実は悪いことではないんです。
なぜなら、乗り移られちゃうというのは、共感力が強いということだからです。
ご相談者と波長がしっかり合ってくると、まるで自分が感じているかのように、ご相談者の感情が自分の中に流れ込んできます。そうすると、ご相談者の目を通していろんなものが見えますし、置かれている状況がどんな風なのかリアルに理解できることがあります。
ただ、そういう共感力は、セラピストとしてご相談者のそばを歩くというポジションを逸脱することがある。だから、たいていは、共感したところからセラピストの位置に一旦戻って、お話を続けるということが必要になります。
もちろん、本当に私がご相談者の中に入ってしまう訳ではないのですが、でも感覚として相手と一つになったような感じというのは、ちょくちょく体験することなのです。
ですから、相手に乗り移られちゃうような共感力のある方は、セラピストの素質がじゅうぶんにあります!
ただし、セラピストには完全に相手に飲み込まれないようコントロールする術を持ち、共感を良い意味でセラピーに活かすことが求められるのです。
実は、私はストラテジィと呼ばれるような手法は苦手で、どちらかというと相談者と一体となるような共感的な傾聴に重点を置いたセラピーが好きなんです。それも、私のパーソナリティーと大いに関係したことだと思っています。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
(田口さつき)
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